往復割引を使えば、2,100円も節約できるJRの割引!



昼特きっぷのお得度

さて、実際にどの区間で使用でき、どれぐらい安くなるのか。京都方面や神戸方面に行く電車が該当区間ですが、例えば、大阪駅を起点に京都方面へ向かう場合は、何と210円もお得になります。5往復で2100円のお得です。大阪駅から長岡京駅間でもやはり210円お得になります。

 

普通運賃の場合でしたら、大阪駅~千里丘駅、大阪~茨木駅も同じ運賃ですが、昼特きっぷになると差が出ます。大阪駅を起点に三ノ宮・元町へ向かう場合は、1回当たり140円のお得です。大阪駅を起点に宝塚駅では1回当たり110円のお得です。ところが宝塚よりも手前の北伊丹駅では150円、川西池田駅でも130円お得となっており、これはちょっと不思議です。

 

ちなみに、金券ショップで1枚だけ購入した場合は、1枚単価にプラス10円~50円程高くした値段設定になって場合が多いようです。それでも普通運賃よりは安くなります。自分の最寄り駅を発着とした昼特きっぷがある人は、往復で考えると交通費の節約に確実につながるでしょう。

 

昼特きっぷの注意点ですが、区間内であれば途中の駅で下車することも可能ですが、立ち寄り下車はできません。2枚併用は可能です。京都駅から三ノ宮駅まで行こうとする場合などがそうです。

 

「京都~三ノ宮」という区間の昼特きっぷはありませんから、「京都~大阪」、「大阪~三ノ宮」の昼特きっぷを買って、京都駅の改札で1枚だけ通し、三ノ宮の改札では、2枚の切符を通して通過できます。

 

もうひとつ注意点ですが、昼特きっぷの平日利用は、可能時間が「10:00~17:00」なっている点です。これは10時~17時の間に改札を通っていればOKということで、つまり、この時間内に改札を通って駅に入れば、出るのが終電になってもOKです。